東京製綱は6日、ロシアのエンジニアリング会社ロスエンジニアリングと共同で防災製品の合弁会社をサンクトペテルブルク市に設立すると発表した。同国で強まる現地調達要求に対応する狙いで、製造と販売を行う。来年4月から運営を開始する。
新会社の名称はTRエンジニアリング。資本金は3億2,300万ルーブル(約6億5,000万円)で、出資比率は東京製綱が60%、ロスエンジニアリングが40%となっている。初年度の売上高で1億5,500万ルーブル(3億1,000万円)を見込む。
東京製綱は2012年にソチオリンピックの会場整備で防災製品を納めた実績を持つ。
ロスエンジニアリングは2001年の設立。防災製品のほかスキーリゾートの設計・建設を手掛ける。(1RUB=1.89JPY)