チェコ統計局(CSU)が7日発表した6月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で2.2%増加した。増加は2カ月連続。前月比(物価・季節調整値)では3.8%減少した。新規受注高は前年同月比4.8%増だった。
鉱工業生産の増加(前年同月比)に特に貢献した業種は自動車(3.3%増)、ゴム・プラスチック製品(7.7%増)、金属加工品(4.1%増)。化学・化学製品(14.4%増)、コンピューター・電子・光学機器(13.4%増)は上げ幅が2ケタ台に上った。
一方、電気・ガス・スチーム・空調(6.5%減)、その他の輸送機械(25.2%減)、鉱業(16.5%減)は大きな足かせとなった。機械設備の修理・設置サービス(9.3%減)も振るわなかった。
6月の税込平均賃金は名目ベースで前年同月比6.5%増の3万1,092コルナ(約1,190ユーロ)だった。(1CZK=4.99JPY)