ダイムラーの研修施設が着工、ハンガリー拠点の新工場向け

独自動車大手ダイムラーは21日、ハンガリー中部のケチケメートにある拠点で研修施設「メルセデスベンツ・アカデミー」を着工した。同拠点に建設する第2工場の人材を育成する。投資額は30億フォリント(約970万ユーロ)で、そのうち6億2,200万フォリントを政府の助成で賄う。

年内に職業学校生175人と大学生40人、来年9月からは職業学校生を中心に250人を受け入れて研修を開始する。

ダイムラーは第2工場を来年着工する。10億ユーロを投じて車体製造、塗装、組み立て施設とサプライヤーパークを建設。2020年から前輪駆動車と後輪駆動車の生産を開始する。生産ラインはインダストリー4.0に対応したものとなる。2,500人以上の雇用創出を見込む。

ハンガリーのヴァルガ経済相は、新工場と研修施設はダイムラーの同国への長期的な関与を表すものだと述べた。(1HUF=0.43JPY)

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