JFEエンジニアリング、リトアニアの廃棄物発電プラントを受注

JFEエンジニアリングは25日、独子会社のスタンダードケッセル・バウムガルテ(SBG、デュイスブルク)がリトアニアのカウナス市で同国最大の廃棄物発電プラントを受注したと発表した。プラントの主要機器である炉・ボイラー設備一式を納入し、据付工事も行う。受注額は明らかにされていない。

受注したのは、リトアニア政府系エネルギー会社リトヴォス・エネルギアとフィンランド政府系同業フォータムの合弁会社、UABカウノ・コゲネラツィネ・ヤゲイネが計画する廃棄物発電プラント。同プラントは発電出力24メガワット、熱出力70メガワットで、年間20万トンの廃棄物(一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚泥)を処理し、電気・暖房用の熱源をカウナス市に提供する。すでに8月に着工しており、2020年4月に完工する予定だ。

JFEエンジニアリングによると、リトアニアでは従来、都市ごみの大部分を埋め立て処分してきたが、環境政策で処分法の見直しが大きな課題となっている。そのような中、ごみを焼却処分するだけでなく、廃熱も活用できる廃棄物発電に注目が集まっている。

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