自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンがスロバキア南部のレビツェ工場を拡張する。15日付の現地紙『SME』が報じたもので、1,700万ユーロを投じて電子制御式ショックアブソーバーの生産施設を建設する。工期は5年の予定で、完成後の年産量は1,000万個を見込む。新規雇用は750人。投資額のうち425万ユーロを政府の助成で賄う。
ZFはスロバキアに1993年に進出し、2006年にレビツェ工場を開設した。2015年における同国の従業員数は2,530人、売上高は3億8,200万ユーロだった。
ZFは中東欧ではスロバキアのほか、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、セルビア、ロシア、ウクライナ、トルコに拠点を持つ。