ロシア石油最大手の国営ロスネフチは20日、中国の民間資源・投資会社、中国華信能源(CEFCチャイナエナジー)と石油取引で合意した。提携強化の一環で、来年初めから2022年にかけて合計6,080万トンを供給する。価格は明らかにされていない。
ロシアはウクライナ紛争を起因とする欧米との関係悪化を受けて、中国との協力を強化している。ロスネフチとCEFCの提携はこの動きを象徴するもので、9月にはCEFCがロスネフチ株14.16%を91億米ドルで買収することを決めた。
中国企業は過去1年半でロシア・エネルギー業界に対し140億ドルを投資し、北極圏のヤマル液化天然ガス生産計画など大型プロジェクトにも参加している。