セルビア政府は20日、セルビア電力公社(EBS)のコストラツB褐炭火力発電所で第3号機の建設が始まったと発表した。同発電所の改修増強計画(総額7億1,560万米ドル)の第2期投資として実施されるもので、中国機械設備工程(CMEC)が工事を請け負っている。総工費6億1,300万ドルのうち、85%を中国輸出入銀行(EXIM)の融資でまかなう。2020年に完工する予定だ。
第3号機の出力は350メガワットで、年間25億キロワット時の発電が見込まれる。これにより、EBSの発電能力は5%増加する。
第1号機と第2号機の改修や排煙脱硫装置の設置を目的とした第1期投資では、やはり中国の中国国家機械設備輸出入(CMC)が受注した。政府によると、すでに工事が完了している。