チェコ統計局(CSU)が10日発表した2017年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.4%の増加にとどまり、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は2カ月連続。
構成比重の高い「自動車燃料含む運輸」と「住居・水道光熱費」が2.1%の上昇にとどまり、全体を押し下げた。「郵便・通信」は1.3%、「衣料品・靴」は1%下落した。
上昇幅が大きかったのは「食品・非アルコール飲料」(5.6%)、「医療」(4.3%)、「ホテル・レストラン」(4.1%)で、「アルコール飲料・タバコ」(2%)、「教育」(1.6%)、「その他の財・サービス」(1.1%)も値上がりした。
同国の2017年のインフレ率は2.0%〜2.9%の間で推移し、平均は2.5%だった。最低の2.0%を記録したのは4月、最高の2.9%は10月だった。