自動車バッテリー大手のGSユアサは11日、ハンガリー子会社のGSユアサ・ハンガリーを通じて北東部のミシュコルツにリチウムイオン電池工場を建設すると発表した。新工場の敷地面積は14万平方メートルで、当初の年産能力は50万個。日本で製造した電池セルを新工場で組み立て、需要拡大が見込まれる欧州市場に供給する。将来的にセルの現地生産も視野に入れる。
ハンガリーのシーヤールト外務貿易相が12日に明らかにしたところによると、投資額は88億フォリント(2,800万ユーロ)で、そのうち4億6,500万フォリントを政府が助成する。2月に着工し、51人を新規雇用する予定。同工場はGSユアサにとり海外初のリチウムイオン電池生産拠点となる。(1HUF=0.43JPY)