チェコ飲料大手のカルロヴァルスケー・ミネラールネ・ヴォディ(KMV)は22日、米飲料・食品大手ペプシコのチェコ、スロバキア、ハンガリー子会社を買収すると発表した。ペプシコとフランチャイズ契約を結んで、これら3国における同社商品の製造販売を引き継ぐ。これにより、高価格帯ブランドを強化する。取引金額は公表されていない。競争当局の承認を経て、今年半ばまでに手続きを完了させる。
フランチャイズ契約の対象は、チェコ、スロバキア、ハンガリーにおける「ペプシ」、「ミリンダ」、「セブンアップ」などのブランドの清涼飲料水と、「レイズ」、「チートス」ブランドのスナック菓子の製造販売だ。KMVによると、ペプシコの3子会社の売上高は1億6,500万ユーロで、KMVの連結売上高(3億1,500万ユーロ)の約半分に当たる。
取引により、KMVの従業員数は900人増え、2,500人弱に拡大する。