自動車部品大手の独コンチネンタルは30日、ブダペストに深層学習(ディープラーニング)の開発センターを新設すると発表した。運転支援・自動運転システム開発事業の一環で、今年5月から100人体制で業務を開始する。投資額55億フォリント(1,800万ユーロ)のうち、14億フォリントを政府からの助成で賄う。
ブダペストを選んだ理由としてコンチネンタルは、◇有名大学・研究所の存在◇必要な技能を持つ人材が豊富◇国内の自動車産業の大きさ――を挙げた。
コンチネンタルはすでにハンガリーで6工場を操業するほか、タイヤ物流拠点とソフト開発拠点を運営する。雇用数は派遣社員を含め8,000人に上る。
深層学習は機械学習の一種。膨大なデータを入力することで、判断の手掛かりとなる特徴を機械が自ら見つけ出し、自分で学習する。複雑な状況を認識する必要がある場合に強さを発揮する。(1HUF=0.43JPY)