加リナマーがハンガリー工場拡張、電動パワートレインを生産

カナダの自動車部品・農機製造大手リナマーのハンガリー子会社、リナマー・ハンガリーは12日、同国南東部のベーケシュチャバ工場を拡張すると発表した。新たに面積1万平方メートルの工場を設置し、250人を新規雇用する。投資額176億フォリント(5,440万ユーロ)のうち39億フォリントを政府の助成で賄う。

新工場では独自動車大手ダイムラー向けに電動パワートレインを製造し、米国、中国などに輸出する。リナマー・ハンガリーのチャバ・ハファシュ最高経営責任者(CEO)は、今回の投資により今後6年間で1,270億フォリント(3億9,250万ユーロ)の増収が見込めると述べたうえで、「ベーケシュチャバ工場はeモビリティ事業の競争力を長期的に保証する」と強調した。

リナマー・ハンガリーは1992年の設立で、従業員数は2,700人。年間売上高は当初に比べ10倍以上に拡大した。2010年以降の研究開発費は計340億フォリントに上る。製品の86%を輸出している。(1HUF=0.40JPY)

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