安川電機がスロベニア南部コチェーヴィエで産業ロボット工場の試験稼働を開始した。28日付の中東欧経済紙『nov-ost.info』によると、正式開所は4月8日の予定。投資額は2,500万ユーロで、政府から560万ユーロの助成を受ける。
同工場は生産面積が1万平方メートル弱で、2,600平方メートルのオフィスを併設する。2023年のフル稼働時にはロボット7種を年6,000台生産する。現在40人が働いているが、開所までに60〜70人へ増やし、長期的には最大200人を雇用する。
安川電機はまた昨年、コチェーヴィエに第2工場を整備する計画を発表した。ロボットアーム部品を製造する目的で、今春から2,000万〜3,000万ユーロを追加投資する。2工場合わせて最大500人の雇用を創出する。
安川電機はコチェーヴィエに隣接するリブニツァで販売会社のヤスカワ・スロベニアとロボット製造のヤスカワ・リストロを運営している。また、中欧ではチェコにサービス会社を置いている。