GSユアサのハンガリー工場が稼働、12Vリチウムイオン電池を生産

自動車バッテリー大手のGSユアサは3日、ハンガリー北東部のミシュコルツでリチ
ウムイオン電池工場の稼働を開始したと発表した。同社が海外でリチウムイオン電
池を生産するのは初めて。日本で製造した電池セルを新工場で組み立て、需要拡大
が見込まれる欧州市場に供給する。将来的にセルの現地生産も視野に入れている。
工場は2017年10月に設立した同国子会社GSユアサ・ハンガリーが運営する。
新工場は敷地面積14万平方メートル。自動化された生産ラインで12ボルトのリチウ
ムイオン電池を製造する。年産能力は当初50万個で、今後大幅な拡大を計画してい
る。
以前の報道によると、投資額は88億フォリント（2,640万ユーロ）で、そのうち4億
6,500万フォリントを政府の助成で賄った。新規雇用は約50人。（1HUF=0.35JPY）