チェコ統計局(CSU)が10日発表した2019年11月の鉱工業生産高(物価調整値)は
前年同月比で3.2%減少し、マイナス幅は前月の0.4%から拡大した。同業生産高の
マイナスは4カ月連続。主要産業の「自動車」が前月の0.7%増から3%の減少に転
じたほか、「その他の輸送機械」が28.8%減と大きく縮小。「機械・設備」は
7.6%減となり、前月の3.3%減から一段と後退した。「コンピューター・電子・光
学機器」(11.5%減)、「ベースメタル」(12.3%減)、「化学・化学製品」(7.
7%減)も振るわなかった。
「ゴム・プラスチック製品」は前月の0.9%減から6%の増加に転じた。「基礎医薬
品・医薬品製剤」は14.8%、「電気設備」は6.6%増えた。
11月の新規受注高は前年同月比で2.9%減少した。税込平均賃金は3.6%上昇してい
る。