ロシアのマントゥロフ産業貿易相はこのほど、ロシア初の電気自動車(EV)「ゼッ
タ(Zetta)」の量産開始が年末にずれ込むという見通しを明らかにした。コロナ
危機の影響と説明している。
ゼッタはロシア開発製造会社(REPC)が生産プロジェクトを進めている。同社は産
業開発基金(FRPRF)に1億ルーブル(130万米ドル)の追加投資を要請しており、8
月末にその可否が決まる予定だ。
ゼッタの最高時速は120キロ。フル充電での走行距離はバッテリー容量10キロワッ
ト(kW)で180キロメートル、30kWで540キロメートルという。現地紙『ロシヤス
カ・ガゼタ』が以前報じたところによると、最も安いモデルの価格は45万ルーブル
(6,000ドル)となる見通し。(1RUB=1.42JPY)