ポーランド政府は13日、日曜閉店法の緩和を検討している事実を明らかにした。新
型コロナの新規感染者が連日、過去最多記録を更新していることを受けたもので、
小売店の開店時間を延ばして混雑を防ぐ狙い。
同国では10月最初の週末から、◇屋外を含む公共の場でマスクの着用を義務づけ◇
宴会の参加人数は75人以下◇年配者専用の買い物時間(毎日10〜12時)の設定◇新
規感染率の高い「レッドゾーン」地域では飲食店の22時閉店義務付け——を導入し
た。一方で学校の閉鎖は見送った。
また、保健省は14日、大都市を含め、およそ100の郡を「レッドゾーン」に指定す
ることを検討中だと明らかにした。現在指定を受けているのは36郡。ポーランドに
は380の郡がある。
ポーランドは2018年に日曜の営業を月2回禁止する閉店法を導入。19年には禁止が
月3回に拡大され、今年初めからは基本的にすべての日曜日に適用されている。ク
リスマス前、イースター前の繁忙期を含めて年7日に限り開店できることになって
いる。