露ドローンメーカーのフィクサー(Fixar)がラトビアに進出する。すでにラトビ
ア政府が発行するスタートアップビザを取得しており、同国を国際市場開拓の足掛
かりとする計画だ。英字紙『バルチックコース』が26日に報じた。
フィクサーのコンスタンティン・シニューシン社長はラトビアを選んだ理由とし
て、エンジニアリングとテクノロジー分野の実績が豊富であり、特に法律と資金調
達の面でメリットが大きいことをあげた。
フィクサーは2017年の設立。19年に東欧と中央アジア地域、20年に北米地域で製品
の販売を開始した。最新モデルの「Fixar 007」は完全電気式で、翼幅は1.5メート
ル。1回の充電で最大60分間飛行できる。動作温度はマイナス30度〜プラス60度、
最高到達高度は海抜4.87キロメートル。積載量が2キログラムの場合の巡航速度は
時速72キロとなる。高性能カメラを搭載した監視・偵察用途に適しているとされ
る。