シュコダ自、クラウド活用でデジタル化を加速

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社、シュコダ自動車は26日、人工知能
(AI)を重点とするデジタル転換プログラム「アクセレレートIT」を開始したと発
表した。長期成長戦略「ストラテジー2025」の柱であるデジタル化を加速させるも
ので、米マイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」を活用して業務の効率
化や顧客サービスの向上を図る。
シュコダ自が転換を目指すモビリティー総合サービス企業にとって、データ処理と
AIの活用は重要な課題だ。「アクセレレートIT」ではマイクロソフトとの提携を通
じ、◇アジュール・プラットフォームを基盤にデータ・AIベースの業務・事業モデ
ルを構築し、競合を大きくしのぐデジタル顧客サービスを実現する◇コンピテン
シーセンターのシステムや、既存ソフトをアジュールに対応させる◇中東欧の中で
IT技能者が「もっとも働きやすい・働きたい職場環境」を作る◇全ての業務を対象
に規格化した支援システムを導入して効率化を図る——といった課題に取り組む。

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