フォードがルーマニア工場を一時停止、半導体不足を受け

米自動車大手フォードがルーマニア南部のクラヨバ工場の操業を今月26日から停止
する。現地法人が24日に明らかにしたもので、車載用半導体チップの在庫不足が理
由。生産再開は3月10日になる見通し。 操業停止期間中も約6,300人の従業員の給
与は保証される。ルーマニアでは仏ルノー子会社のダチアも1日から中南部のミオ
ベニ工場で操業を断続的に停止している。 半導体チップメーカーは昨年、コロナ
禍で自動車業界の需要が冷え込んだことから、市場が堅調な消費者電子機器向けの
生産に比重を移した。このため、自動車市場が秋ごろから回復し再び需要が活発化
しているものの、生産が追いつかない状況だ。

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