トルコ中銀が金利据え置き、3会合連続で引き締め維持

トルコ中央銀行は17日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利
を19%に据え置いた。金利据え置きは3会合連続。物価の上昇圧力を抑え、持続的
にインフレ率を引き下げるため、引き締め政策を維持した。
同国のインフレ率は4月の17.1%から5月は16.6%まで下がったものの、昨年9月
(11.8%)からの上げ幅は計4.8ポイントに達している。中銀は声明で、通貨リラ
安に伴う輸入品価格の上昇や一部のセクターでの供給制限などによりインフレ期待
は依然として高いと指摘。過度の物価上昇を抑えるため金融引き締め維持を決めた
と説明した。
今後については、インフレ率を5%程度とする中期目標の達成に向けて「利用可能
なすべての措置をとる」とコメント。ディスインフレ効果を維持するため、政策金
利は引き続きインフレを上回る水準で決定することを明言した。

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