ルーマニアの家電・情報機器小売大手アルテックス・グループは28日、EV充電スタ
ンド運営及び電動車(BEV/HEV)向けソリューションを手がける国内企業アクショ
ネットIoTと戦略提携すると発表した。充電インフラ整備と、顧客向けの再生可能
エネルギー並びに省エネサービスの導入が目的だ。また、アクショネットの株式
30%を取得し、同社の「ポリフェイザ(Polyfazer)」充電スタンド網の拡張を支
援する。
アクショネットはポリフェイザ事業を2017年に立ち上げた。これまでに国内100カ
所強で充電スタンドを運営し、その時価は推定200万ユーロ前後に上る。同社のソ
リューションを使うと充電設備と直接交信できるほか、アプリを通じて銀行カード
やショートメッセージ(SMS)ですぐに決済できる。
今回の提携では、アクショネットのネットワークを通じて、グループ内外の顧客に
再可エネ・ソリューション及びサービスを提供していく。
アルテックスは家電や情報機器を扱う小売大手で4,000人強を雇用する。昨年、売
上高で50億レウ(10億ユーロ強)、純利益で1億2,330万レウを計上した。
(1BGN=67.29JPY)