欧米自動車大手のステランティスはこのほど、ロシアに輸出ハブを設けると発表し
た。ユーラシア事業の強化・国際化を目指す長期戦略に沿うもので、自動車および
エンジンを欧州・中南米・北米へ供給する。秋から出荷を開始する。
三菱自動車と合弁で運営するカルーガ工場(PSMAルス)に輸出拠点の機能を追加す
る。11月から商用バンのプジョー「エキスパート」、オペル「ビバロ」、シトロエ
ン「ジャンピー」の輸出を開始し、年内に1万2,000台の出荷を目指す。
来年末までにカルーガ工場で生産を開始するフィアット「スクード」も輸出モデル
に加わることになる。
ステランティスはロシアで輸出用ディーゼルエンジンの量産もスタートしている。