ポーランドのバス製造大手ソラリスは2日、デンマーク第2の都市であるオーフス市
の交通公社オーブス(AarBus)から電動バス(EVバス)29台を受注したと発表し
た。デンマークにEVバスを納入するのは今回が初めて。契約規模は明らかにされて
いない。
受注したのは車長12メートルの「ウルビーノ12」が6台、車長18メートルの連節型
「ウルビーノ18」が23台。来年6月末までに納入を完了する。
「ウルビーノ12」のバッテリー容量は260キロワット時(kWh)強、「ウルビーノ
18」は440kWhだ。車庫に設置されている充電ソケットのほか、走行中はパンタグラ
フからも充電できる。
ソラリスは2006年以来、オーフス市にバス200台を納入してきた。このうち約140台
が現在も運行されている。
デンマークの6大都市は昨年、調達するバスを今年からEVに限ることを決定した。
オーブスは6月からボルボのEV連節バス29台の運用を開始し、EVバスの総数を33台
に増やしている。