ロシアの「中央自動車・エンジン科学研究所」(FUSE NAMI)が設立した高級自動
車メーカーのアウルス(Aurus)は、9月2〜4日にウラジオストクで開催される東方
経済フォーラムで、大型乗用車「セナート」の電気自動車(EV)と燃料電池車
(FCV)の各モデルを展示する。いずれも2024年に生産が開始される予定だ。
国内メーカーのソレルスと米フォードの合弁会社がタタルスタン共和国に持つソレ
ルス・エラブガ工場は5月末、「セナート」のエンジン車の量産を開始した。販売
価格は1,800万ルーブル(24万3,000米ドル)から。最高で年5,000台生産できる態
勢を整えているが、初年度の今年は200〜300台の出荷を見込んでいる。
アウルスはロシア初の高級自動車ブランド。FUSE NAMIが63.5%、アラブ首長国連
邦のタワズン戦略開発基金が36%、ソレルスが0.5%を出資する。アウルスの特別
仕様車は大統領や首相の専用車として採用されている。(1RUB=1.48JPY)