半導体のメレキシス、ブルガリア拠点を拡張

半導体の開発製造を手がけるベルギーのメレキシスが、ブルガリアのソフィアにあ
る生産・研究開発(R&D)拠点を拡張する。グループの成長戦略の一環で、世界的
な半導体不足に対応する狙いもある。投資額は7,500万ユーロ。
今回のプロジェクトでは、新たに生産・R&D施設と倉庫を設ける。これによりソ
フィア拠点の面積は現行の7,500平方メートルから2万2,500平方メートルへ拡大す
る。来年末までに160人を新規採用する方針だ。
ブルガリア・メレキシスのニコラ・シモン(Nicolas Simonne)開発・品質管理副
部長は今回の追加投資について、「弊社がブルガリアに満足し、事業を継続してい
く考えであることを裏付けるもの」と話した。そのうえで、ブルガリアの長所とし
て◇事業を進めやすい環境◇コスト効率の高さ◇工科大学が数多くあるおかげで、
有能な人材が豊富——を挙げた。また、ソフィアについては◇IT・テクノロジー分
野のイノベーションの中心◇比較的低コストでオフィスを構えられる◇高度なIT基
盤が整っている◇交通の便の良さ◇英語に堪能——などを利点として指摘した。

上部へスクロール