伊エンジニアリング大手のマイレ、ポーランドで水素化分解装置を建設

伊エンジニアリング大手のマイレ・テクニモントは9月28日、ポーランドの石油大
手ロトスと水素化分解設備の一括請負(LSTK)契約を結んだと発表した。グダニス
クの製油所拡張に伴うもので、受注額は2億ユーロ。2025年上半期の完工を予定す
る。
今回のプロジェクトは、製油能力を拡大するとともに、より良質でエネルギー効率
の高いベースオイル(グループ2)の生産体制を整えるのが狙いだ。同時に、製造
過程における環境負荷も低減させる。
国際的な環境規制で、低硫黄の省燃費エンジンオイルの需要が拡大する自動車業界
を始め、ベースオイルに求められる品質が高まっている。マイレによると、欧州で
同種のプラントが建てられるのは今回が2例目という。

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