ブルガリアの食品包装材メーカー、クッキー生地のコーヒーカップ工場を開設

ブルガリアの食品包装材メーカー、カップフィー(Cupffee)が生分解性のコー
ヒーカップ工場を開設した。同国経済省が29日に明らかにしたもので、食用にもな
るクッキー生地のテイクアウト用カップを製造する。同種の製品用としては世界初
の自動生産ラインを導入している。
新工場は南部のプロブディフ近郊のトラキア経済区(TEZ)に設置された。施設面
積は3,600平方メートル、新規雇用は30人。当初の月産能力は250万個で、将来的に
1,000万個に引き上げる予定。
クッキー生地のカップは中身のコーヒーが染み込まないよう工夫されており、最低
40分はサクサクした食感が楽しめる。容量は110ミリリットル(ml)と220mlの2種
類。飲用後にカップ自体を食べてしまうことで廃棄物の削減に寄与する。飲食店の
ほか、企業イベントでの需要を想定している。
カップフィーは2014年の設立。伊ラバッツァ、独リドル、墺ライファイゼンバン
ク、UAEのエティハド航空などを顧客に持つ。

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