独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は14
日、VWグループの小型車用グローバルプラットフォーム「MQB-A0」の開発を統括す
ると発表した。新興市場攻略に向けてエントリーモデルを拡充するグループ戦略の
一環。シュコダ自はインド市場専用の「MQB-A0-IN」プラットフォームを開発する
など高度な技術開発力を持ち、エントリー層への訴求力も高いことから、
「MQB-A0」の開発を託された。
VWはインド、ロシア、アフリカ、ASEAN(東南アジア諸国連合)、中南米を次の成
長市場と位置付けている。これらの国・地域ではエントリーモデルの需要が高く、
VWとシュコダは「MQB-A0」をベースに廉価で高品質なモデルをボリュームゾーンに
向けて供給していく。
シュコダは今年6月、インドのプネーで「MQB-A0-IN」を採用した初のモデル「ク
シャク(Kushaq)」の生産を開始した。2番目の採用モデルもすでに決定してお
り、年内に発表される予定。