ポーランドのバス製造大手ソラリスは8日、チェコ北西部のウースチー・ナド・ラ
ベム市の公共交通事業者OEPNVと燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」の
受注契約を結んだ。契約期間は8年で、OEPNVは期間内に最大20台を発注することが
できる。ソラリスがチェコで燃料電池バスを受注するのはこれが初めて。
「ウルビーノ12ハイドロジェン」は出力125キロワット(kW)の駆動モーター2個と
出力70kWの燃料電池に加え、蓄電用の高性能バッテリーを搭載する。屋根にある5
つの水素燃料タンクは合計容量1,560リットルで、最長350キロメートルを走行でき
る。バス乗降客のカウントセンサー、視覚障碍者向けの誘導装置、USB充電ソケッ
トなどを装備する。
今回のチェコを含め、ソラリスはこれまでに「ウルビーノ12ハイドロジェン」を欧
州8カ国で合わせて約100台、受注している。