エアロモービル、4人乗りの「空飛ぶ車」を発表

「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービルは15日、4人乗りの新モデル
「AMネクスト」を発表した。2024年に発売予定の2人乗りモデル「AM4.0」に次ぐ第
2弾で、空飛ぶ「配車」サービス需要を見込む。27年の市場投入を計画する。
エアロモービルでは、「車では遠すぎるが、飛行機に乗るには近すぎる」、100〜
500マイルほどの移動手段として、自社製品の特長が生かせるとみている。「仕事
であれ行楽であれ、焦ることなくドアツードアで楽に移動できる」と長所を強調す
る。
ある経営コンサルティング大手の調べによると、エアロモービルを用いた空飛ぶ配
車サービスの潜在需要は北米だけでも年700億米ドルに上る。既存のインフラが活
用できるほか、道路交通・航空規則に適合しているため迅速に実用化でき、電動垂
直離着陸機(eVTOL)よりも航続距離がずっと大きいという利点があるという。

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