ポーランドのバス製造大手ソラリスは2日、クラクフ市の公共交通会社MPKから連接
式電気バス「ウルビーノ18エレクトリック」18台を受注したと発表した。受注額は
9,800万ズロチ以上(約2,080万ユーロ)。契約には3台の追加注文オプションが含
まれる。
「ウルビーノ18エレクトリック」は全長18メートル。搭載する電気モーターは出力
240キロワット(kW)、バッテリー容量は約400キロワット時(kWh)で、プラグイ
ンとパンタグラフ両方式の充電が行える。駆動システムにSiC(炭化ケイ素)半導
体を採用し、エネルギー消費を減らしている。
乗車定員は141人(43席)。車内に乗客向け情報システム、監視カメラ、スマート
フォン充電用のUSBポートなどを装備する。
ソラリスは今年7月、MPKから「ウルビーノ18エレクトリック」7台と、全長12メー
トルの「ウルビーノ12エレクトリック」13台を受注した。クラクフ市では現在、こ
れら以外に76台のソラリス製電気バスが運行している。MPKはまた、6月から市内で
水素バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」の運行テストを行っている。(1PLN=30.
91JPY)