ポーランドの水素技術企業、ロムゴス・グルパと廃プラ由来の水素工場開発で協力

ポーランドの水素技術企業ハイドロジェン・ユートピア・インターナショナル
(HUI)は、同国のエネルギーエンジニアリング企業ロムゴス・グルパ(Romgos
Grupa)と、廃プラスチックから水素を生産する施設の開発で協力する。金融ポー
タルメディア『Proactive』が17日報じたもので、国内および欧州で廃プラ由来の
水素生産施設を展開していく計画だ。
両社は折半で特別目的事業体(SPV)を設立し、資金を調達してHUIの最初のプラン
トを建設する。ロムゴスはプラント建設に300万ズロチ(約64万ユーロ)を提供す
ることに同意している。用地確保や許認可の取得、原料供給業者との交渉のほか、
欧州連合(EU)、政府・地方自治体の助成金取得での協力も見込む。
HUIは昨年1月、三菱重工業との間で、日本で廃プラから水素を生産する機会調査を
行うことで合意している。同年11月からはアイルランドのロングフォードにある水
素生産施設に同社の技術を導入する計画を進めている。

上部へスクロール