トルコの発電船大手カルパワーシップ(Karpowership)は26日、ウクライナ国営エ
ネルギー企業のECUと電力供給で協力することで合意した。ロシアの攻撃により電
力不足が続く同国を支援する目的。100万世帯以上の需要を賄える発電能力500メガ
ワット(MW)の発電船1隻を投入する。
ウクライナ領に近いルーマニア沖の黒海に係留し、送電線を経由してウクライナの
送電網に接続する計画。カルパワーシップとECUは今後、ルーマニアおよびモルド
バ当局と協力して実行可能性を評価する。
カルパワーシップのゼイネプ・ハレジ最高商務責任者(CCO)は、「発電船は国の
電力不足に対する迅速で柔軟性の高いソリューションだ。ウクライナに必要なエネ
ルギーを早期に届けられるよう準備はできている」と述べた。同社は36隻の発電船
を持ち、総発電容量は6ギガワットに上る。