トレルボルグ、チェコでの自動二輪車用タイヤ生産を中止

スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグはチェコにおける自動二輪車用
タイヤの生産を打ち切る。「生産コストの高さと非効率性」を受けた措置。グロー
バルな生産ネットワークの最適化を通じて競争力を向上させる長期戦略に基づき、
スロベニアとインドに移管する。ゴム業界誌『ヨーロピアン・ラバージャーナル』
が16日に伝えた。
トレルボルグは2016年に買収したチェコのタイヤメーカー、ミタス(Mitas)を通
じ、同国東部ズリーンの工場で自動二輪車用タイヤを生産している。6月末までに
製造を中止する予定で、従業員215人のうち約130人が影響を受ける。
トレルボルグは同工場でこのほか、航空機用タイヤとゴム膜、ゴム被覆スチール
コードを生産している。このうちゴム被覆スチールコードはズリーンに隣接するオ
トロコヴィツェにあるオフロードタイヤの生産拠点に移す。

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