ベルギーのABEE、北マケドニアでバッテリー管理システム生産

ベルギーのバッテリー技術企業アベスタ・バッテリーエネルギー・エンジニアリン
グ(ABEE)は22日、北マケドニアに電気自動車(EV)用バッテリー管理システム
(BMS)とパワーエレクトロニクスの生産施設を設置すると発表した。生産網を世
界的に拡大し、同分野における地位を強化する戦略の一環。同社はルーマニアでも
車載電池工場の設置を計画している。
北マケドニア政府によると、西部のキチェボに4,000万ユーロを投じて建設する。
雇用規模は約600人。2024年に稼働予定で、BMSの年産能力は30万台となる見込み。
ABEEは同国を選んだ理由として◇熟練労働力の存在◇地の利◇優れた事業環境——
を挙げた。
欧州連合(EU)加盟を目指す北マケドニアは労働力の流出に直面しており、投資の
呼び込みに注力している。クレシュニク・ベクテシ経済相は、「ABEEの投資は人口
流出を抑え、地元や国全体に高技能かつ好待遇の勤め口をもたらす」と述べ歓迎し
た。

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