カールスバーグがロシア事業売却へ、取引額や売却先は非公表

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)は23日、ロシア事業の売却契約を
結んだと発表した。売却先や取引額は明らかにしていない。規制当局の承認や複数
の管轄地域における特定条件の達成などを経て取引が成立する。
カールスバーグは昨年3月末、ウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアから撤退
し、同国の事業を売却すると発表。ロシア事業の切り離しを進めてきた。このプロ
セスについて同社は、膨大な作業を要したうえ、ロシア国外の醸造施設やITインフ
ラに1億5,000万クローネ以上を投資するなどコストもかさんだとしている。
シーズ・ハート最高経営責任者(CEO)は、「売却契約の締結は非常に重要なマイ
ルストーンだ。ロシアの8,000人以上の従業員を含むすべての利害関係者に最善の
解決策をもたらすことが重要だった」と述べた。
カールスバーグはロシア最大のビールメーカー、バルティカの親会社で、ロシア国
内に計8工場を持つ。売上高の9%を同国事業が占める。現地で保有する固定資産の
評価額は2021年末時点で192億デンマーククローネだった。

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