ソラリスの水素バス、独デュイスブルク市から25台受注

ポーランドのバス大手ソラリスは20日、独デュイスブルク市の公共交通事業者DVG
から水素バス25台を受注したと発表した。内訳は、全長12メートルの「ウルビーノ
12ハイドロジェン」が11台、同18メートルの連接式「ウルビーノ18ハイドロジェ
ン」が14台。ウルビーノ12は2024年、ウルビーノ18は25年半ばの納入を予定する。
同市が水素バスを導入するのはこれが初めて。
納入するウルビーノ12ハイドロジェンは出力160キロワット(kW)の駆動モーター
と出力70kWの燃料電池を、ウルビーノ18ハイドロジェンは出力240kWの駆動モー
ターと出力100kWの燃料電池を搭載する。屋根にある水素燃料タンクの個数と容量
は、ウルビーノ12が5個で合計1,560リットル、ウルビーノ18は8個で合計2,130リッ
トル。どちらのモデルも水素燃料の一回のフル充填で350キロメートルを走行する
ことができる。また、エネルギー需要のピーク時に燃料電池をサポートするトラク
ションバッテリーを搭載する。
二酸化炭素(CO2)冷媒ヒートポンプや死角監視・警告システムを装備する。ま
た、自社開発の遠隔診断システム「eSConnect」により車両のバッテリー残量と航
続可能距離、電力消費量などの情報をリアルタイムで取得できる。

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