シュコダ自の上期決算、34.8%の増益

チェコのシュコダ自動車が7月28日に発表した2023年上半期(1-6期)決算の営業利
益は前年同期比34.8%増の9億1,100万ユーロに拡大した。部品調達の安定化に伴い
完成車不足が解消し、販売数が伸びたことが奏功した。売上高は34.5%増の137億
4,800万ユーロ。営業利益率は6.6%で変わらなかった。
販売台数は19.9%増の43万2,200台に伸びた。主力市場の西欧(31.3%増)および中
欧(33%増)が東欧(24.1%減)、中国(48.1%減)の不振を打ち消した。重点市
場と位置付けるインドは8.4%減の2万3,800台と振るわなかった。
モデル別では、主力の中型車「オクタビア」が60.2%増の9万7,800台、同社初の完
全電気自動車(BEV)のSUV「エンヤクiV」は41%増の3万1,300台と大きく伸びた。
その他、SUVモデルの「コディアク」(11%増、5万6,200台)、「カミク」
(23.8%増、5万8,400台)、「カロク」(22.6%増、5万2,700台)も好調だった。
インド攻略モデルの小型SUV「クシャク」は8.7%減の1万2,300台に後退した。
チェコ工場での生産台数は7万9,000台増えて53万5,200台に達した。

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