チェコPPF、北欧の動画配信事業者ヴィアプレイに出資

チェコ投資大手のPPFグループはこのほど、北欧の動画配信サービス事業者ヴィア
プレイ(Viaplay)の株式6.3%を取得した。仏キャナル・プリュス(ビベンディ・
グループ)が先月、同社株12%を買収したのに続く動きだ。ヴィアプレイは先月発
表した第2四半期決算で58億スウェーデン・クローナ(約5億ユーロ)の赤字を計
上。米国、カナダ、英国、ポーランド、バルト三国からの撤退を含む事業再編に取
り組んでいる。
PPFは、動画配信のヴォヨ(Voyo)など中欧メディア大手を傘下に収めている。先
ごろは独プロジーベン・ザット1への出資比率を15%強へ引き上げて、2番目の大口
株主となった。
メディア事業との相乗効果が狙えるとして、電気通信業界にも積極的に投資してい
る。今月1日には、ブルガリア、ハンガリー、スロバキアの電気通信投資事業(PPF
テレコム)の株式50%をアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・テレコミュニ
ケーションズ・コーポレーション(エティサラット)に売却し、戦略提携すると発
表した。
エネルギー・メディア部門に強力な影響力を持つチェコの実業家ダニエル・クレチ
ンスキ氏の率いるチェコ・メディア・インベストと協業している様子もうかがわれ
る。チェコ・メディア・インベストは今年4月、ビベンディから出版大手エディ
ティス(Editis)を買収することで合意。また、PPFによるプロジーベン・ザット1
への追加投資の前には、クレチンスキ氏が同社への出資比率を引き下げている。
クレチンスキ氏はPPF創業者の故ペトル・ケルナー氏の娘であるアナ・ケルネロ
ヴァー氏とパートナー関係にある。また、ケルナー家の顧問も務めている。

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