現代自のSUV「コナ」、EVモデル生産をチェコ工場で開始

韓国の現代自動車は22日、チェコ東部ノショビツェの工場でクロスオーバーSUV
「コナ」の電気自動車(EV)モデル「コナ・エレクトリック」の生産を開始した。
年内に約2万1,000台、来年には5万台を生産し、欧州市場に出荷する。
2代目となる新型コナは先代と比べて全長が15センチ長く、ホイールベースも60ミ
リメートル伸びている。
ノショビツェ工場では2つのタイプのコナ・エレクトリックを生産する。ベースモ
デルは出力115キロワット(kW)のモーターと容量48.4キロワット時(kWh)のリチ
ウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はWLTPサイクルで377キロメートル。上
位モデルはモーター出力が160kW、バッテリー容量は65.4kWhで、航続距離は514キ
ロメートルに上る。
バッテリーセルはLGエネルギー・ソリューションがポーランドのブロツワフに持つ
年産能力65ギガワット時(GWh)の工場から調達する。
現代自はノショビツェ工場をヒュンダイ・モーター・マニュファクチャリング・
チェコ(HMMC)を通じて操業している。HMMCは年末までにコナ・エレクトリックが
同工場の総生産量の約15%を占めるようになるとみている。
現代自・欧州本社のマイケル・コール最高経営責任者(CEO)は、欧州は同社の中
核市場であり、同市場向けに開発されたモデルの70%以上を現地生産することで納
期を縮めていると述べた。

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