電動スーパーカーや電動車部品を手がけるクロアチアのリマックは7日、中国の電
池製造大手EVEエナジー(恵州億緯?能)との提携を発表した。傘下のリマック・テ
クノロジーのバッテリープラットフォームにEVEエナジーの直径46ミリの円筒型
バッテリーセルを搭載し、セル・トゥ・パック(CTP)ソリューションとして欧州
市場に供給する。すでに大手完成車メーカーからの引き合いが数件あるという。
EVEエナジーはセルの製造、リマックは同セルを用いたプラットフォームの開発と
量産を引き受ける。セルは2027年から欧州で生産される予定。EVEエナジーはハン
ガリー北西部のデブレツェンに45ヘクタールの用地を取得し、工場の建設を進めて
いる。
直径46ミリの円筒セルには様々な長さがあり、「46XX」の形式で表示される。リ
マックはEVEエナジーを「46XX円筒セルの先駆者」と表現し、同社のセルを用いた
バッテリープラットフォームは「クラス最高のエネルギー密度、カスタマイズ可能
な仕様、高度なバッテリー管理システム」を備えたものになるとしている。