トヨタ自動車は6日、トルコ北西部サカリヤの工場でクロスオーバークーペ
「C-HR」の第2世代モデルの生産を開始したと発表した。欧州で設計開発した新モ
デルにはハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)がラインナッ
プされる。トヨタが欧州でPHVを生産するのはこれが初めて。
HVは1.8リットルエンジン搭載モデル(出力103キロワット=kW)、および2リット
ルエンジン搭載モデル(出力145kW)の2タイプを設定する。PHVはシステム出力が
164kWで、電気駆動のみで65キロを走行可能。全輪駆動(AWD-i)モデルも用意す
る。
トヨタはPHVの生産に合わせ、同工場で欧州初となる車載電池の製造ラインを稼働
させた。電池の年産能力は7万5,000個。将来的に他の欧州工場にも製品を供給する
計画だ。新モデル生産と合わせた投資額は約3億800万ユーロに上った。
サカリヤ工場は1994年9月に操業を開始した。C-HRのほか「カローラ(セダン)」
を生産している。