ポーランドの衛星通信システム企業トリウム・スペース(Thorium Space)が、欧
州の次世代小型静止衛星開発プログラム「ハミングサット」への参加を通じ、同国
独自の衛星開発に取り組む。「ハミングサット」は、スイスの航空宇宙企業スイス
トゥ・トゥエルブ(Swissto12)が欧州宇宙機関(ESA)と提携して運営するもの
で、トリウム・スペースの参加によって宇宙産業分野におけるポーランドの技術力
が大きく伸長すると期待される。
「ハミングサット」の目的は、商用通信静止衛星の製品ラインを作り出すことにあ
る。トリウム・スペースは、ポーランドが先月中旬にESAのオプショナルプログラ
ムへ正式参加したのを受けて、ハミングサットの開発チームに加わった。
トリウム・スペースが担当するのは、◇技術要件の定義◇小型静止衛星の設計◇マ
イクロ波の周波数帯域Ku・Kaバンド(12〜18GHz、26.5〜40GHz)におけるフルデジ
タル通信ペイロードの構築——で、プロジェクトの初期費用は推定7,500万ユー
ロ。ESAの負担分は通信ペイロード関連だけでも、当初2年間で800万ユーロ、その
後3年間で2,500万ユーロに上る。
スイストゥ・トゥエルブは、衛星プラットフォームの設計を調整したうえで製造
し、トリウム・スペースに納入する。
トリウム・スペース社ホームページ
https://thorium.space/en/home-2/