独エーオン、ポーランド初のバイオガスプラント設置へ

独エネルギー大手エーオンのポーランド法人、エーオン・ポルスカは同国初のバイ
オガスプラントを設置する。『ポーランドラジオ』が14日伝えた。立地はワルシャ
ワ北郊プウトゥスクで、2024年末までの完成を見込む。地場のプラントエンジニア
リング企業Biowatt SAがプラントの設計と、当初2年間の運用を担当する。
バイオガスプラントの設備容量は1MWe、発電量は年8ギガワット時(GWh)。約
8,000人を新規雇用する
プラントは原料の農業系バイオマスおよび有機性廃棄物をメタン発酵させて可燃性
のバイオガスを取り出す。発酵に使った消化液は液体肥料として畑に還元する。地
元での原料調達と再利用により、輸送に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも
寄与する。
エーオン・ポルスカのスタヤルスキ経営戦略部長は「バイオガス発電分野には大き
な可能性がある。今後も多くの投資を行いたい」と述べた。

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