フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は18日、VWグルー
プのロジスティクス業務を標準化する「ワン・ログ」への移行を開始したと発表し
た。ドイツ以外のVWグループ拠点としては初めて。まずヴルフラビー本社工場に、
プラットフォームである独SAPのソリューションを導入。以後、他のチェコ拠点に
も段階的に導入していく。
ワン・ログはグループのロジスティクス業務を標準化するもので、デジタル化と集
中管理で柔軟性を高め、コストが削減できると見込まれる。第1段階では、デュア
ルクラッチトランスミッション(DCT)の組み立てライン計画が焦点となる。在庫
をより正確に管理し、材料調達の効率を向上させることを狙う。
将来的には切削加工など、より重要な工程への導入も計画されている。