欧州自動車大手のステランティスは傘下のフィアット・クライスラー・オートモー
ビルズ(FCA)がポーランド南部ビェルスコ・ビャワに持つパワートレイン工場を
年内で閉鎖する。欧州連合(EU)の排ガス規制の強化を受けエンジン生産を縮小す
る。5日付のWeb誌『Notes from Poland』などが報じた。
1948年に操業を開始した同工場は73年から小型車「フィアット126」(愛称:マル
フ)を生産していたことで知られる。92年の民営化に伴い、クライスラーと合併前
のフィアットが同工場を取得。2003年からFCAパワートレインが運営していた。
閉鎖により、468人の全従業員が2月から12月にかけて順次解雇される。希望があれ
ば国内の他のステランティス工場への斡旋を受けられる。労組によると、昨年すで
に300人が解雇されており、工場の清算は「従業員全員が予想していた」という。
FCAパワートレインはこれまでに、「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・
イヤー」を受賞した直列2気筒「ツインエア」エンジンと1.3リットル「マルチター
ボ」ディーゼルエンジンを含む合計730万基以上のエンジンを生産してきた。最盛
期の18年は売上高が23億ズロチ(約5億3,000万ユーロ)で、そのうち10億ズロチ分
を輸出。従業員1,200人を雇用していた。(1PLN=36.33JPY)