スズキのハンガリー工場が一時停止、エンジン部品不足が理由

スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキは15日、SUV「ビターラ」とク
ロスオーバーモデル「Sクロス」の生産を21日まで停止すると発表した。ロイター
通信の取材に対して同社は、生産停止は日本製エンジンの輸送遅延が理由としてい
る。22日から生産を再開する予定。
欧州向けの部品輸送を巡っては、主要航路の紅海でイエメンの武装組織フーシ派に
よる船舶攻撃が発生しており、海運会社は時間のかかる喜望峰経由での輸送に切り
替えている。これを受け、米電気自動車(EV)大手テスラとスウェーデンのボル
ボ・カーは先週、輸送時間が伸びたため部品不足が生じているとし、欧州生産の一
時停止を発表していた。
スズキのハンガリー工場はブダペスト近郊のエステルゴムにある。

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