独フォルクスワーゲン（VW）のチェコ子会社シュコダ自動車が23日発表した2023年
の生産実績は自動車で約88万8,000台となり、前年（約78万台）から13.8％増加し
た。内訳は、チェコ国内が78万1,000台、国外が10万7,000台。電動車用のバッテ
リーシステムは31万3,000基を生産した。
自動車を国別にみると、チェコではムラダー・ボレスラフ本社工場が55万6,000
台、クヴァシニ工場が22万5,000台。国外ではスロバキアのブラチスラバにあるVW
工場が3万6,000台で、ウクライナのソロモノヴォでは2,580台をセミノックダウン
（SKD）生産した。インドは5万2,000台、中国は4工場（長沙、南京、寧波、儀徴）
の合計で1万8,500台となっている。
バッテリーシステムは、ムラダー・ボレスラフ工場でプラグインハイブリッド
（PHV）用高電圧トラクションバッテリーを14万7,625基、VWグループの完全電気自
動車（BEV）の専用車台「MEB」向けのシステムを16万5,606基、生産した。
このほか、エンジン46万9,935基、車軸173万6,355基、変速機103万5,087基を生産
した。