青色発光量子ドットのQNAテクノロジー、「nano tech 2024」(東京)に出展

重金属を用いない青色発光量子ドットの開発を手がけるポーランドのQNAテクノロ
ジー(ワルシャワ)は24日、東京ビッグサイトで31日〜2月2日まで開催されるナノ
技術の国際見本市「nano tech 2024 第23回国際ナノテクノロジー総合展・技術会
議」への参加を発表した。青色発光量子ドット技術の展示や実演を行う。日本での
見本市出展は同社初。
量子ドット(QD)はテレビやパソコン、スマートフォンのディスプレイで実際の色
を忠実に再現するための技術として注目されている。ディスプレイ以外にも照明や
太陽電池、センサー、医療用途などでの応用が期待されているが、開発難易度の高
い青色発光量子ドットを商用提供している企業は世界でも少ない。
QNAテクノロジーはQD製造にカドミウムや鉛などの有害な重金属を含まない材料を
用いており、技術的な優位性を持つ。用途に応じ様々な形態で提供できることも強
みだ。
同社のアルトゥール・ポドロデッキ最高経営責任者(CEO)は、「ディスプレイ全
般用のピュアブルードット(PureBlue.dots)と、マイクロLEDディスプレイおよび
LED照明向けのピュアブルーUV硬化型インク(PureBlue.UVink)という2つの新ソ
リューションを含め、nano tech 2024では当社のすべての製品を紹介する」として
いる。

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